来年2月に和歌山市 音楽文化堂ホールにてリサイタルを開きます。

本日はその内容について少し記しておこうと思います。

プログラム前半は、遠い過去との対峙をテーマに、16世紀、17世紀に作曲されたリュート作品を演奏します。巨匠ダウランドの名曲のほか、実際に16世紀に出版された楽譜（タブラチュア）を用いた演奏も予定しております。

後半は、ポンセのソナタ第3番、バリオスの最後のトレモロ、ラウロのヴェネズエラワルツなど南米作曲家の作品を届けします。プログラムでは、モチーフや主題の繰り返し、印象派風の和音の連続などが随所に現れます。朧げな記憶を辿る様な「追想のイメージ」を表現できればと考えております。

今年はたくさんのお客様に演奏を聴いていただき、本当に素敵な一年となりました。改めて感謝申し上げます。来年も、またどうぞよろしくお願いいたします。

みなさま良いお年を！

写真と文 / 平岡 奏